2010年9月9日木曜日

厨房コースの訓練

職業支援員の大城です。今日は訓練の現場からお伝えします

今日のカフェアソシアは始まって以来の大盛況。
朝から絶え間なくお客さんが来店し,常に大忙しの状態でした。

はじめは,訓練生とも「忙しいのはいいことだよね」「いい訓練になる」などと和気あいあいと楽しく作業に取り組んでいましたが,お昼を過ぎたあたりから職員,訓練生共々、そうのんきな事を言っていられなくなりました。
ひっきりなしに入るオーダーと格闘しながら,やってもやっても次から次へと入ってくる洗い物,「アレが足りない,コレが足りない」、オーダーミスなど様々な事が起きました。

またアソシアの事情として9月15日に合同面接会があり、今まで厨房コースの中核を担っていた人々がほとんどいない状況です。

 そうした状況下でも、もしかするとそうした状況かだからこそ新たな発見がたくさんありました。
いつも表情が固く消極的だったKさんは「○○さん(厨房コースのエース的存在)がいないから私が頑張らないと」や体験訓練生のNさん「忙しいみたいですけど,僕入りましょうか?」という言葉。
皿洗いの作業以外はなかなか進んでやろうとしなかったTさんも積極的に盛りつけ、調理を行いました。訓練をいつも途中で抜けるIさんも「今日は抜けたらまずいでしょ」など今までにない前向きな発言が目立っていました。

どうにかこうにか作業を終えランチバイキングが終了した頃にはみんな疲れ果てていました。しかしその顔には充実感や達成感に満ちあふれていました。「今日は疲れましたか?」という僕の問いかけにみんな口を揃えて「はい!!」と答えていましたが,その顔はとても笑顔でした。

忙しい状況下で自分が必要とされている。今まで他の訓練生にどこか遠慮しながら作業をしていた方がのこのような姿とても印象的な一日でした。

(今日は本当に忙しく,写真が撮れませんでした。皆さんの充実した笑顔と山盛りの洗い物を見てもらいたかったです。 )